カリオロジー(予防歯科学)
カリオロジーとは簡単に言うと「むし歯の学問」、むし歯の成り立ちや個々のむし歯のなり易さを理解しその発生を防ぐにはどう対策をとったらよいのか?むし歯が発生する前に健康な歯をどのように守ってゆくか?ということを考えるために必要な学問です。これに基づきむし歯をコントロールしてゆきます(虫歯の発生抑制)。特に、年齢が低い乳幼児からの導入が重要です。できれば、第1子誕生のときに歯科医院へ受診されることをお勧めします。スウェーデンではすでにこの考え方が市民レベルで浸透しており、小児むし歯の発生がだいぶ抑えられています。現在では虫歯は「稀な病気」とされています。まさに「予防にまさる治療なし」です。

唾液検査(う蝕のリスク判定)のお勧め
唾液検査をすることにより、虫歯のなりやすさがわかります。これにより、虫歯発生のリスクの度合いがわかり、どのような予防処置をすればよいのかを判断することができます。ガムを5分噛むだけの簡単な検査です。
妊婦さんや小さいお子様をお持ちのお母様、何度も虫歯になってしまう方や小さい頃から虫歯の多い方は特にお勧めです!
検査は保健適用外で3000円になります。

メインテナンス(定期健診)

どんなに治療のうまい先生に治療をしてもらってよく噛めるようになったとしても、 どんなに高い入れ歯を作ったとしても、それを長期に管理できなければ何の意味もありません。実際には口腔内は患者さん自 身が自宅で管理することが多いのですから。家での自己管理ができて初めてメインテ ナンス(定期健診)に移行できます(毎日歯科医院に通うわけにはいきませんので・ ・・)。こういう観点から、メインテナンスの果たす役割は重要です。

歯科の二大疾患は、むし歯(う蝕症)と歯周病です。むし歯は"歯そのもの"が破壊される病気で、
歯周病は歯を支える周りの組織(歯周組織)におこる病気です。
 これらの原因は毎日自然とたまるプラーク(歯垢)です。
しかし、正しいブラッシングによりこれを防ぐことができます。
さらに、クオリティの高い治療も再発を防ぐため重要です。
当院では、正しいブラッシング指導をはじめ、治療終了後もお口の中を効果的にケアするために
定期的に検診を行います。これにより、痛みや自覚症状がないまま悪くなってしまわないように早期治療をしたり、定期的に健康度のチェックや歯のクリーニング(PMTC)を行い、予防管理していきます。

虫歯は自然治癒をすることはない
『虫歯は自然治癒することがないので、できたらすぐに削って治さなければならない。』といわれてきましたが、再石灰化が起こりやすい環境を作ることにより初期の虫歯は自然に治癒します。歯の表面にできた小さな穴であれば進行を止めることができます。ただし、ある程度進んでしまった虫歯は削って治療する必要があります。最近は、ダイアグノデントというレーザーを使い虫歯を、削って治療すべきかどうか診断する器械も作られました。当院でも、治療時のう蝕診断や定期検診の時に使用します。
 『早期発見・早期治療』では虫歯は治りません!
残念ながら、治療をしても虫歯のリスク(なりやすさ)を下げなければまた虫歯になってしまいます。詰めたり、かぶせたりした人工物は虫歯にはなりませんが、その周りの歯質にまた虫歯ができるのです。治療を繰り返すたびに、大切な歯が少なくなり、最終的には削る歯がなくなり抜歯になってしまうということが起こり、最終的にはものが噛めない入れ歯や高価な治療費のかかるインプラントを選択しなければならないことになります。
そこで、特に小児では「早期発見・早期管理」という考え方があります。これは、早いうちに子供のう蝕リスクを判定しそれを長期にわたり虫歯にならないように管理してゆくという考え方です。
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